44501(S501XX バレンシア復刻)
僕の持っているバレンシア復刻は全部で4種類
501 BigE(110周年記念モデル)
201
44501
55501
どのモデルもデニムに特徴がある。今回紹介する44501,所謂大戦モデルは「なかなかワイルドなアタリをするなあ」というのが実感。縦落ちはあまりせずに,点で落ちていくタイプ。品番表記は「S501XX」Sは「省略された」という意味だったかな?戦時中だから。いろんなものが。リベットとかステッチとか。
そういう意味では,まあXXっぽいといえばそうともいえる。あくまでも「いえる」ぐらいのレベルだけれど。
バレンシア復刻モデルの中では比較的染めが浅いのか,縦糸の白地が出やすいと思う。色落ちもその分,他のモデルよりも早め。変な言い方かもしれないけれど「ジーンズらしい色落ち」をするモデル。青がとてもきれい。
シルエットは思いの外細い。アメリカ製の最後の501もこんなシルエットだった。股上浅めでお尻がタイトのストレートレッグ。まあこっちの方が裾は広めだけれど。
きれいな青に細いシルエットだから,なんとなく雰囲気がフレンチっぽい方が合ってしまったりするのだ。ロールアップして丈を短めにして,上をボーダーなんかにした日には正に。
惜しむらくは,他のバレンシア製と同じくこれも縫製がスパン糸だということ。耐久性はいいけれど,経年変化が… まあフレンチだからいいか。
ということでヴィンテージ感が出ない復刻モデルという位置付けであります。
たまに引っ張り出して履いてます。生地の触り心地がいいんだな。