何足あっても欲しくなるスタンスミス
2014年のスタンスミス復刻が火付け役となった巷のスニーカーブーム。約５年にわたって続いた流行も，ようやく沈静化の兆し。まあ今までがちょっと異常だった。
綿密に考えられたマーケティングによって，１万４千円の高級スニーカーとなって復活したスタンスミス。
発売当初はどこも品切れ。数十年前はいつでもどこでも買える存在だったスタンスミスが，高嶺の花になってしまうとは…僕が大学生の頃は4800円で手に入ったのに…
そこで比較的手に入れやすかった「ABCマートモデル」を手に入れた方も多かったのではないだろうか。
なぜなら私もその一人。どうしてもスタンスミスが欲しくなって税抜き7980円の微妙な値段設定にもやられ，買って「しまった」。でも4800円で買ったスタンスミスに似ているのは，この「ABCマートモデル」。革の質感とかね。
スタンスミスが市場から姿を消す前のことを思い出してみる。「スタンスミス２」なるものが大量に販売されていた。安く販売するために革の質を落としたり，シュータンを恐ろしくダサいもの（アディダスのロゴもスミスさんの顔もなく，ただadidasと書いてあるだけ）が大量に販売されていた。
「使い捨て普段ばき」に所有欲が掻き立てられるわけもなく…気がついたら市場から姿を消していたスタンスミス。
２０１４に華々しくリニューアル。各ファッション誌にも取り上げられ，それはそれは見事な復活ぶりだった。
と書いていたら何とこんなモデルがリリースされている。
僕の好きな「極めて普通の」スタンスミス。久しぶりにスニーカーでブツヨク発生。購入したらアップします。
